朱莉は、またどこかに
電話をかける。

「もしもし支配人、私だけど
 そう、ミワとは連絡取れない
 のね、分かったわ、知り合い
 のお店に頼んでみるわ
    
 女の子がいないと、お店は
 営業できないもの
    
 そうね、しかたないわね」

電話を置いた朱莉に、私は
シャワーを貸してもらった
御礼を行った。
  
「シュリさん
 ありがとうございました」

朱莉から借りた大人っぽい洋服
を着た菫は、とても上品で
綺麗だった。
    
彼女は、あるお願いを菫にした

「スミレさん
 お願いがあるのだけど
 明日は、お仕事かしら?」

「いえっ、連休で明日は
 休みですけど、お願いって
 何ですか?」