なっ・・・なにそれー!?



私の気分が90度下降した。





「奏、どうした?‥・ハッ!
まさか今から撮らせてくれる…」

「もういいっ!」


ちょうど会場に着いたから私は車から降りた。





もうっ!お礼言おうとしたのに…


せっかくの穏やかな雰囲気が台無しだよ!





後ろから「奏~?」と呼ぶ声が聞こえたが無視をして歩いた。










私は気持ちを切り替えて目の前の建物を見つめる。




会場は、さすが大きなコンクール。


いざ目の前にすると圧倒されそうになる。




私は衣装室に入り、お母さんにもらったワンピースを着て廊下に出た。