「フンフン♪♪」

お兄ちゃんがさっきから、鼻歌を歌っている。
…正直キモい。


「ご機嫌だね、お兄ちゃん。」

「気になる??」

―イラッとするなぁ

「…別に。」

「実はなぁ、彼女が出来たのさぁ。」

素っ気なく答える私を無視して、お兄ちゃんは上機嫌に語っている。

ハァ…
部屋行こっと。

「…でな、おい!聞いてるのか?」

「聞いてるよ」

うるさいなぁ。



でも、お兄ちゃんに彼女か…

何か意外~。