先輩と一緒に歩く道は、何もかもがキラキラと輝いて見える。
好きな人と一緒にいる。
それだけで世界は何倍も違って明るく見える。
「もうすぐしたら着くからな」
先輩があたしの顔を見ながらそう言った。
その瞬間の顔を心の中で何度もシャッターを切って保存した。
大切な宝物がまた1つ。
ドンドンと増えていく。
駅からの道は、繁華街へ続く道みたいで。
行きゆく恋人達が、幸せそうな笑顔で歩いている。
あたし達も、周りから見て幸せそうな恋人に見えるかな?
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