「すみませんでした…。」

やっと泣き止んだあたしは、ただ謝る事しかできなかった。

「別に。謝る事ないって。泣き止んでよかったよ」


そう言って、あたしの頭を軽くポンと叩いてから「じゃあな。あんま泣きすぎるなよ」と言って、また屋上を出ていこうとした。


その先輩の後ろ姿に、あたしは気づいたら

「待って!!」


叫んでいた…。



あたしの言葉に、ピタッと足を止めてくれた先輩。


「なに?どうした?」

そう言って、振り返ってくれた。


好き…。好きです…先輩が…大好きです…。


そして、あたしは、先輩に告白をしたんだ。