ねぇ、先輩。
あたしに、もう先輩以外の人を好きになるなんてできないよ。
だって、もうあたしの心は、先輩だけのものなんだから…。
「先輩しか、もう好きになれないよ」
「俺も、ヒカリしか好きになれない」
沈みかける夕日を背に…オレンジ色の空の下
互いに抱き合って…とろけるぐらいのキスをした。
「これからもずっと一緒だ。こんなに俺を本気で惚れさせたんだ。絶対離さないから覚悟しておけよ」
耳元で甘く囁く言葉がこそばゆい。
「うん…覚悟しておく…」
涙こぼしながら、笑って言うと、もう一度あたしをキツク抱きしめた。
「大好き…」
あなたを好きになってよかった…。
END