「だから、蒼人を1人にしちゃうかもしれないから…
蒼人を苦しめちゃうかもしれないから…」


そんな事、言うなよ…!!

「そんな事、言うなよ!!」

「へっ?」


「俺にとっては、柚舞と一緒に居れなくなるのが、1番苦しいんだよ!!
俺は、柚舞を支えていきたいんだよ!!
だから、ここ開けて?」


そう言って、少ししてから鍵とドアが開いて、泣きながら柚舞が抱きついてきた


久しぶりに抱き締めた柚舞は、ガリガリに痩せていて少しでも力を入れると折れそうだった


でも、もう絶対に放したくないから


どこにも行ってほしくないから


力いっぱい抱き締めた