あの日から、毎日柚舞の病室のドアの前で柚舞に話し掛けている


今日で、2週間が経った


でも、いつまでたっても納得は出来ないし、柚舞ときちんと話せてもない…


「蒼人くん…
ちょっと話そっか…」

「はい…」


久しぶりに見たおばさんの顔は、痩せこけていて目の下に隈が出来ていた


おばさんと病院の裏庭にあるベンチに座って話した


「柚舞ね…
今、ご飯も全然食べてないみたいだし、誰との面会を拒否してて、あたし達も全然会えてないのよ…
毎日、何時間も何時間も外を眺めながら泣いているみたいなの…」