「当たり前だよ〜
だって、あたしこんなに元気だもんっ」



でもね…?

本当はね…?


「柚舞?
我慢しなくていいんだよ」

「えっ?」


いきなり蒼人に、ギュッと抱き寄せられたあたし


「本当は、怖いんだろ?
無理しなくていいんだ
俺、言っただろ?
柚舞が思ってる事、全部知りたいって」



本当はね…?

怖いんだ…

怖くて怖くて仕方ないんだ…



あたしは、蒼人にギュッと抱きつく


「怖いの…
本当は、怖くて怖くて仕方ないの
もし、病気だったらどうしようって」


我慢していた涙が一気に溢れだした