なかなか直らない寝癖に諦めたのか、今度はあたしの頭を撫で始めた


「なぁに?
どうしたの?」

「柚舞、今日検査頑張ったから」


蒼人は、「いい子いい子」何て言いながらあたしの頭を撫でている


「検査結果、どうだった?」


蒼人は、まだ頭を撫でながら、聞いてくれてる


「ん〜?
今日検査したばっかりだから、まだ分かんないよ〜
明日には、結果が分かるって言ってたよ」


「そっかぁ
まぁ、柚舞なら大丈夫だと思うけど〜」



あたしね

不安だったんだ


もし、何かあったらどうしようって

蒼人と離ればなれになったら、どうしようって


でもね

蒼人の一言で心の中のモヤモヤが消えたような気がしたんだ