次の日

あたしは、1日かけて身体の隅々まで検査をした


検査が終わって、病室に戻るとベッドにうつ伏せている蒼人の姿が目に入った


あたしは、ベッドに座ってうつ伏せている蒼人の髪の毛を撫でた


蒼人…

ごめんね…

あたしまた、蒼人に心配かけちゃったね


「ん…
柚舞…?」


あたしが髪の毛を撫でているのに気付いたのか蒼人が目を覚ました


「あっ、ごめん
起こしちゃった?」

「いや…
大丈夫」


さっきまで寝ていた蒼人の髪の毛には、寝癖が付いていて髪の毛がピョンッと跳ねていた


あたしは、蒼人の寝癖に手を伸ばす


「あはっ
寝癖が付いてる」

「マジ!?」


蒼人は、あたしが触っていた所を触って寝癖を直そうとする