俺の腕の中で丸くなっている柚舞を連れてきたのは、周りに何もない丘


そこから、見えるのは夜景と一面に広がる星



「綺麗〜!!」


目をキラキラさせて見ている柚舞を下ろして、ジャケットをかけ直す


「見てみて〜!!
スッゴい綺麗だよ!!」


見てるっつ〜の!!


感動している柚舞の隣に行く


「マジスゲェな!!
先輩にさ、教えてもらったんだ」


俺の話しなんて聞かずに、目を輝かせて周りを眺めていた


俺は、柚舞の手を引いて奥の方に進んで行って、隣をポンポンッと叩いて、ここに座れと合図する


すると、柚舞は俺が言っている事が分かったのかニコッと笑って、隣に座る