「なぁ、柚舞」

「ん？」


帰り道、蒼人に呼ばれて振り向くと、真剣な蒼人の顔


そんな真剣な蒼人の顔を見て、真面目な話なんだって察して、立ち止まって蒼人の顔を覗き込む


「なぁに？」

「あのさ、俺な、バスケ大好きなんだ
　だからさ、俺何があってもさ、バスケ続けていきたいって思うんだ」

「あたしも、何があってもバスケ続けていきたい」

「だからさ、絶対に何があってもバスケ続けていこうな」

「もちろんだよ！！」


あたしは、そう言いながら、蒼人の方に小指を差し出す


蒼人は、あたしの行動にニコッと微笑んでから、小指をあたしの方に差し出してから、あたしの小指と自分の小指を絡ませる


そして、あたしと蒼人のおでこが引き付けられるように近づいていきおでことおでこをコツンッとぶつけて、絡み合った視線に照れたように笑う