『じゃあな。』 『ぁの…!!』 俺が歩きだしたとき、呼ばれた。 『…今日は、学級委員なのに急に帰ってごめん。 あと…。助けてもらったり、送ってくれたり、ありがと。 バイバイ。』 白百合はそう言って家に入って行った。 結構、礼儀正しい奴だな。 俺の真央への印象はこの時から少しずつ変わっていってたんだな。