「そういや、佐藤。莉子は?」





麻衣子は思い出したかのように、
“莉子”という名前をだした。





「莉子様は…おそらく部屋か図書室に
いるかと…」




お嬢様の名前かな??




「莉子って誰??」




あたしは、麻衣子に聞いてみた。





「あぁ、このつくしクラスの寮には
あたし以外にもう一人いるのよ」





ほう…




どんな子なのかな。





「今から莉子の部屋いってみるから
悠亜もおいで。」



「うん、行く!」




その、莉子ちゃんとやらに
会いに行くことになった。