小学校6年生の夏…
「今日はまゆの誕生日だね~ケーキ何味がいい?」
「もう子供じゃないんだから!ショートケーキでいいよ」
そう言って私は友達と遊ぶために家をでた



プルルルル~
遊んでる最中に携帯が鳴った
「誰だろ?ちょっとごめんね!」

知らない番号だった
一瞬戸惑ったけど出ることにした
「もしもし」




「何かの間違いだよね…」
私は走り出していた


ガチャ…


「お母さん…お父さん…嘘だよ…ね?」
そこには全く動かない2人がいた


信じられなかった
信じたくなかった

2人は私のケーキを買いに行く途中、事故にあったって…
「私の…せいだっ」


その日から毎日泣き続けた…
でも2人が戻ってくることはもうない

何度も死のうとしたけど
死ねなかった…

死ぬことさえできない
私は弱い人間なんだ。


それから
私はずっと家にひきこもるようになった

心配してくれる人なんて誰もいなかった

頼れる人も信じられる人も誰1人いなかった


中学生になった私は
とうとう親戚の家に引き取られた

そこのおばちゃんはすごく優しくて…