「あっ!まゆ~おはよ~」
「おはよ~何か結菜テンション高いね!」
「次の日曜日にね、拓海とデートするのぉ」
「えっ?初デートなの?」
「そうだよぉ」
「意外だねぇいつもラブラブだもんねぇ」
「うらやましいでしょ!」

そう言って結菜はスキップで教室まで行ってしまった

すごく結菜がうらやましかった…
私もいつかちゃんと恋ができるようになるのかな?

「あっ…」
ぼーっとしていると前から蓮がきていた
蓮も私に気づいたみたい…
どうしよう
多分私、今挙動不審になってるな…

でも蓮はいつもどうりに話しかけてくれた

「おはよっ」
「おはよう」

「何で無理して笑うの?」
「何でって…?」
「いつも寂しそう」
「寂しくなんて…ないよ」

蓮は私のこと何でも分かるの?
本当はすごく寂しいよ…

「今日、授業さぼれる?」

「えっ?…全然大丈夫!」
「じゃあ行くぞっ」
蓮は私の腕をつかんで走り出した
蓮ってやっぱりモテるのかな~
周りの視線が…痛い。



どのぐらい走ったかな
蓮~もう限界だよ~
そう思ったとき

「ここ、連れてきたかったんだ」
「ここって…」
「覚えてる?」
「もしかして…蓮って…」