だんだん私の笑顔を取り戻していってくれた

そして私は中学校もちゃんと行くようになった

初めの内は友達もいなくて孤独だった…

そんなとき、私は優弥に出会った。

優弥は優しく声をかけてくれた

すごく嬉しくて
泣きそうだった…

「中川まゆだよな!俺、優弥。よろしくな」
「よ…よろしくね」

いつの間にか私と優弥の周りには人が集まっていた

正確には優弥の周り。
優弥はすごく人気でかっこよくて誰にでも優しい

私は優弥を好きになってしまった…

でも優弥はモテるし、私なんて無理だと思ってた

なのに、優弥はたくさん私に話しかけてくれて…
優弥のおかげで友達もいっぱいできた

「まゆっ!」
「優弥…」
「どうした?こんな所でっ」
「優弥としゃべりたかったから…」

そう言うと優弥は
優しく笑った

「俺もっ!まゆとしゃべりたい。ていうか、話したいことがあるんだぁ」
「何何~?」

急に優弥は私を抱きしめて言った
「好きだよ、まゆ」
「えっ…」
びっくりして何言えばいいのかわからないはずなのに…
「私も…大好き」
勝手に口からでていた言葉がこれだった
本当に大好きなんだ…

「なぁまゆ…」
「どうしたの?」