「まぁいいよ。帰ろ。結奈」 「うん。ばいばいお兄さん達!」 「えっちょっ?なに!?」 「待って。ちょっと。」 伸ちゃんは あたしの手を引っ張って もくもくと歩いていく。 伸ちゃん強し。 幼稚園から家が近所で この手が大好き。 でも伸ちゃんはモテる。 あたしの事なんか 眼中にないんだから… 辛すぎて最近は ため息ばかり。 はぁ…もうやだ。