放課後―…


『マイ〜、早くー。行くよ?』


『置いてくぞ。ちび。
だから男にもてねーんだよ。』


『ちょ、ヨシダ言い過ぎ。』



「待って〜!
今い………………あ゙!!」



『なに、どした?』


カズヤがあたしの顔を覗き込む。




し…しまった…。


あたし…


「今日バイトの面接だった…。」


『え〜っ!!!!!』




『マイそんな大事な事忘れてんなよー!!!』


ユウトがあたしの頭にポンと手を置いた。


「もんじゃ行きたいー…。」



『面接何時から?』


あのヨシダが心配そうに聞く。


「4時…。」


『もーすぐじゃんっ!!
行きなよっ!!!』


「ナルミ〜…」


『企画担当ナルミ様に任せろ。
終わったらメールちょ♪
それからでも遅くないからっ

大丈夫だよね?カズヤ♪』


「…?……?」



『うん。全然大丈夫。』


「よかったぁー」


『なら早く行ってきな!!』

「はぁーい!!!」


サユリに背中を押されあたしは勢いよく教室を出た。


『あたし達その間どーするよ。』


『…………?あれ…』


『ん?カズヤ、どーした?』

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