まわりからは若干のざわめきと
鋭い視線が神を襲う。

髪は明るい茶色。
転校生なのに
シャツはだけてるし、腰パンだし
ピアスだってあけてる

「よ、よろしくねー…っ」


緊張を少しでも解こうとあたしから話しかける



『…ども。』



「あっ…、あたしは野上マイ。マイでいーよ♪」



あたしはめげずに話しかけた。



『わかった。マイね。
 俺もカズヤでいーよ。』


少し気を許したかと思われたが
それでも相変わらず愛想が悪い奴だ。



「うん!カズヤ!
 
 もしわかんない事あったらなんでもきーて!」



『じゃあさ…、』



ぐいっと腕を引っ張られる。
そしてあたしの耳元で…


『タバコ吸えっとこ紹介してよ。』



こう囁いた。




「…んなっ!未成年がなにをっ//」




思わず席を立ち叫んでしまった。





『はは。マイどしたー?』


『転校生の隣で緊張してんだろー』


クラスの皆は呆れた様子で笑っていた。



「な、なんでもありましぇーんだっ!//」





あたしが席に着こうとした時

ふと隣に違和感を感じた。


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