『転校生』と聞くとなぜかわくわくする。



特に、それが異性の場合。


しかも
1番後ろのあたしの席の左側に新しい席が出来ていた。







『マイー!あんたの隣イケメンだったらいーね!』




「あたし興味ないもーん」




とか言いつつ、内心バクバクだ。




まさか、あたしの人生を大きく左右する人が隣のやつだったなんてね…




この時は思ってもみなかったよ…













「今日は、皆も知っていると思うが、
 転校生が来ているぞ。
 神…入れ。」

先生はいつもより少しだけテンション高め。







皆が一斉にドアを見る。



ガラガラ…




女子がざわめく。



なんなんだろう、この緊張感は。




『神 カズヤです。E商から来ました。よろしくお願いします。』




んー…92点。




世間一般で言うイケメン。




おそらくこのクラスの女子半数が
彼を好きになるだろう…。


『神の席は1番後ろの端っこだ。
わからない事があったら
隣の野上に聞くといー。』

すると神は、めんどくさそーにあたしの隣の席についた。


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