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資料室はかなりの物が溢れていて
さすがのあたしも後ずさりしてしまった。



「よしっ、やるか。」



まずは、散らばってる教科書をまとめて…


窓のサッシも拭いて…


やば…、かなりかかりそー…。









ガラガラ…













「あれ?…カズヤ。」



『よ。久しぶりだな。』



カズヤとは夏休みが始まってからまだ会っていなかった。


「どうしたの?」



『ちょっと探し物あってさ…。
てかマイこそ何してんの?』



「あー、あたしはちょっとアルバイト的な…。」



『ふーん。もしかして片付け頼まれたの?』



「当たり。」



『これ今日一日で出来んの?』



「いや、一日もあればできます。あたしには今2時間しか…」



『なんだよ。約束?』



「うん、ナルミと一緒に
サユリの誕生日プレゼント
買いに行くの。」



『終わんねーよな。確実に。』



「だ、大丈夫だと…」



『手伝うよ。』



「マジ?ありがとう!」



また…あたしの事助けてくれた。





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