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カズヤが転校してきて一週間が経った。



毎日放課後はNEARSと遊んでばっか。



もうすぐ夏休みだ。







『夏休みどっか行きたいねー。』


授業中サユリが突然後ろを向いた。


「わ!びっくりした!!」


『ねーねーどっか泊まろーよ。』



「泊まり?いーね。楽しそう♪」



『やっぱ海行きたいなー。』



「あ、あたしサユリの水着姿ちょー見たいかもっ!」



『あたし最近太ったからなー。痩せなきゃ着れないわー。』



「あたしはまず、この貧乳をどーにかしなきゃ。」



『あはは、それだけはどーにもできねぇ』


「うるせっ!ヨシダのばーか!」



『こらこら。野上、吉田。授業中だぞ。
静かにしなさい。』



「はーい…。」



『怒られてやんのー』



寝起きのカズヤがぼそっと呟く。



「カズヤに言われたくなーい」





海かー。


何年も行ってないな。


てかほんとに
この幼児体型をどーにかしなきゃ
海なんて行けない!

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