「へぇー。そうなんだぁ。
じゃああたしも次から紅茶にしようかな。」


「嶋木先輩は色んなこと知ってますね。
羨ましいです。」


「ありがとう。でも全然そんなことないわ。」


ごめんなさい!


『紅茶には……』なんて、そんなのは建て前なの。


本当は…本当は……。


高いものはお金がないから頼めないだけなの!


とは言えない。


だって、幻滅されたくないもの。


「部長ってお洒落ですよね。
そのスカートとか、ちょー可愛い!
部長に似合ってるし、何より高そう。」