「リョウ君らしい(笑)」

―仕事帰り、
親友のユミを誘って、小洒落た喫茶店でティータイム、と、言いつつ、

ほぼ、あたしの愚痴大会になっていた。


あー、喫茶店より居酒屋にするべきだった…。


ミルクティーよりビールが飲みたい気分だわ。


失敗した。


一通りリョウへの愚痴をユミに吐き出し尽くしたあたしは、
少し気分がスッキリしていた。


ユミとは逸れこそ小学生からの付き合いで、リョウの事もよく知っていて、


そんなユミから、
"リョウ君らしい"…なんて言われると、やっぱりそれがリョウらしい、と思ってしまうから、


だからあたしは、リョウと続いてるんだと思う。