『もう無理』 「…は?」 『やり直し効かねーし』 「…は?」 『こんな俺だと思って諦めろ』 「無理!絶対嫌!」 『明日籍入れるぞ』 「…アンタ人の話聞いてる?!」 『朝一だ』 「嫌だってば!」 家までの帰りの車内、あたしの叫びを全部無視してリョウは車を走らせた。 そういや、昔リョウは強引だった様な気がする。