『…今絶対そういうムードだったろ』 溜息つきながらリョウは呟く。 まぁ、そういうムードだったけど…、 だからこそ… 「車とか嫌だし」 乱れた服と髪を直しながらあたしが呟く。 『…はいはい』 溜息つきながら諦めて車を発進させるリョウ。