朝の市場は人ゴミが凄くて、まるで別世界に来たみたい

『いつまでそんな顔をしてるんだよ』
あいつの顔が近い

もちろん、あいつの問いかけなど聞かない

『ねえ?どこに行こうか』
あいつはキョロキョロと辺りを見ている
いつまで左手を握ってるんだ

それにしても、凄い人ゴミだ

やっと道が開けた

そこには長い階段がある
何かを奉ってあるのか、巡業者がいる