「さっぶー・・」

息が白い。
アイス・・買わなくて良かった・・

そんな事を思いながら、
雪が降り続く道を独り寂しく歩いた。

50mくらい離れたところで
立ち止まって、空を見た。


「ゆうじ・・・」


涙が流れた。

涙は止まる事を知らない。

道行く人が何回も顔を覗き込んできた。

誰も声はかけてくれない。

もう、この世界に生きてる資格・・

ないのかも・・・