「おい。」

闇の中から声が聞こえた気がした。


「あなた・・誰?」

そう聞くと、
ある人が答えた。

「俺はゆうじの友達のかいと」

冷たく言い放った。
かいとの目はうちと
同じだった。

何か苦しいことを
抱えてるようで・・

そのかいとの瞳を
無視できずにいた。

「かいと・・君・・。何?うちになんか用?」

冷たい言葉には冷たい言葉を。

かいとは「フッ」と言って笑った。