みなが泣き止んだ頃、
公園に思っても見なかった人が来た。


「・・・なんで?」


ゆうじだった。
ゆうじはうちの腕を引っ張って、
公園から連れ出そうとした。

「何?・・ゆうじ。」

怖かった。

震えながらも、強がった。

「みな、こいつ借りる」

そう一言言って、ゆうじはうちを引っ張った。


・・・しばらく歩いてたどり着いたのは、
ゆうじとの思い出の場所。


「・・・かな、ごめんな・・」


歩いてた足を止めて、
ゆうじはこっちを向いた。

うちの目を見て、
ゆうじは言った。