ある日。

携帯が鳴った。

みなからだった。

少し緊張して携帯を手にすると
メールだった。



from:みな
本文
今から会えないかな?
もし逢えるんなら
希望公園に来て



文章はそれだけだった。


dear:みな
本文
分かった



それだけ返してすぐに家を出た。
玄関の時計はすでに20時を指していた。

お母さんには「みなと会ってくる」
そう伝えてた。