「もー・・・」

ほっぺを膨らませて、
石を蹴ってると、
かいとが立ち止まった。

運悪く、ぶつかった。

「痛ったい・・何、かいと??」


顔を見上げると
かいとが言った。


「歩くの遅い。」

また暴言・・
はあ・・

テンションが下がってるうち。

そんなうちを見てかいとが言った。

「置いてくぞ、ほら」

ほら??

前を向くとかいとの手があった。

うちは一瞬で笑顔になった。

「うん♪かいと大好き!!」

そう言うと、かいとのほっぺたは赤くなった。