さわさわと、風に揺られて木々が鳴いている。 「行こうか。」 「うん。」 「じゃあ、私たちも行くわ。 また明日ね遥海。」 「凛!浮気されんなよ!じゃーなー♪」 時々、どうしてあのおバカップルと仲か良いのか疑問に思うよ。 凛汰と手をつないで、歩きだそうとしたら息を切らした浩太郎が来た。