時計を見るとまだ

休み時間はある

私達は2組の前でたまり

時間ぎりぎりまで話した

キーンコーン・・・

いやなチャイムが鳴った

「ばいばい」

私は明るく微笑んだ

席順で座ると俊輝は私のななめ前になった

隣は金髪で顔も少しかっこいい、

男の人だった

私はその人と目があった

静に挨拶をした

前の席はきれいな茶髪の人

顔は見えない

髪を巻いていてきっと美人だと想う

1年の時は俊輝と伊織といつも

一緒だったから見たことがない人が多い

「おっ!拓哉じゃん」

俊輝の声がして私は隣を見た

「うわ~俊輝だ!」

「いやがるな~!」

俊輝は私の隣の席の人と話している

友達だったんだ・・・

「拓哉!こいつ片山綾!
 俺の女~!!!」

私はいきなり指指されてびっくりした

「俺、瀬戸拓哉!よろしく~」

拓哉は手を出してきた

私は恐る恐る握手した

「綾!気軽に手ぇ出すなよ!
 こいつ遊び人だから!
 注意しろよな!」

私はただうなずいた

人見知りな私は困惑していた