私は俊輝と手をつないで

電車にのりこんだ

「綾」

私は俊輝を見た

「何~?」

「スキ!」

俊輝は私を照れさせる達人だ

「綾、顔赤くなってるよ~」

「俊輝の性でしょ!!!」

私は俊輝の体を叩く

「俊輝?」

私は動きを止めた

「どうした?なんかあったか?」

「スキ~!!!」

私は俊輝に抱きついた

「おま・・・」

俊輝の顔がどんどん赤くなる

「俊輝赤いよ~?
 かわいい~!」

私は俊輝の顔を掴んでずっと見ていた

「見すぎ!!!」

俊輝は優しく私の頭を叩いた

私達はみんなに見られてたことに気付き

目を見合わせて笑った

電車を降りて目的地まで歩いた

「綾、俺のどこがスキ?」

俊輝は繋いでる手を振り回しながら聞いた

「全部だよっ!」

付き合ってまだ1日なのに・・・

私達は何ヶ月も付き合ってるカップルのように

落ち着いて笑いながら幸せの時を過ごしていた

「俊輝は?」

「綾の全部がスキ!」

「一緒だね!」

私は俊輝の手を強く握った