「俊輝・・・かっこよすぎ・・・」

私は超小声で下を向いて言った

「照れるだろーが!
 てか綾のすっぴん超かわいいしっ!」

はっっ!!

俊輝の今の言葉で気付いた

私すっぴんじゃん!!

毎日朝メイクをして学校に行ってたから

俊輝にすっぴんを見られるのは初めてだった

私は必死で顔を隠した

「隠さなくてもいいじゃん!
 綾の素顔超かわいいから!」

「かわいくないもん・・・」

「綾はかわいいよ!
 俺の自慢の女だからなっ!」

俊輝はまたにこっと笑った

「今日どうする?
 準備したらココから言って」

私はうなずいて窓を閉めた

うろうろして服を選んだ

ロングTシャツに三段フリルスカート

「ちょっと寒いかな?
 まっいっか!」

私は服に着替えて

メイクを始めた

雑誌のかわいいモデルの、

メイクをちょっと真似する

「よしっ!出来た!」

私は窓を開けて俊輝を呼んだ

「メイクしてる~!
 やっぱまぢかわいい!」

俊輝褒めすぎだよ・・・

「行こっかっ!」

私は家を飛び出した