「俊輝、私のことどう思ってるの?」

俺は・・・

俺は綾を・・・

本当にどう思っているんだ?

自分でもよく分からない

でもきっと今はまだ・・・

「俺は・・・大切な親友と思ってる」

俺がそう言った瞬間

綾の小さな背中が大きく震えた

「なんでよ・・・」

綾のこの言葉でやっと俺は

綾から離れた

「友達ならなんでキスしたの・・・?」

その時の綾の顔は

儚くて、でもとてもキレイだった

「ごめん」

俺は謝ることしか出来なかった

俺は自分で自分がよく分からない

「私!俊輝が・・・!」

綾がそういった瞬間

勝手に手が動いて俺は綾の口を押えていた

「俺それ以上言われたら
 いけねぇことしちまうから・・・」

綾は俺のことをそんな風に想っていて

くれていたのか?

でも・・・