俺は自然に綾にキスをしていた

唇を静に離すと綾はとても驚いていた

顔が赤くキレイな綾を俺は見れなかった

目をそらすために俺は綾を抱きしめた

「んじゃ俺はもう帰りますか~」

男は置いてあったバイクに乗り

すぐに俺たちの目の前から居なくなった

「ごめん」

俺はただ謝った



俺は勝手だ

彼女と別れてへこんでたくせに

あんな顔の綾を見てると

すごく愛しい気持ちになった

俺は綾がスキなのか?

綾は俺のためにあんな顔をしてくれたのか?

それともあの男が傷つけられるのがイヤで

泣いてまで俺をとめたのか?

分からない

でもどっちにしても

綾は今俺のことをどう想っているんだ・・・?

「ねえ俊輝
 こっち向いて」

今の俺のこんな顔

きっと気持ち悪いに決まってる

俺は断った