「んじゃ俺はもう帰りますか~」

そういうと斗馬は

置いてあったバイクに乗り

私たちの目の前から消えた

「ごめん」

ねえ俊輝・・・?

あなたは今どんな顔をしてるの?

何でキスしたの?

あなたは私のことをどう思っているの?

私、期待しちゃうよ・・・

「ねえ俊輝
 こっち向いて」

「・・・いやだ」

俊輝の腕に包まれて

私、頭が狂っちゃいそうだよ・・・

「俺今きっと恥ずい顔してる」

「俊輝、私のことどう思ってるの?」

俊輝は黙り込んでしまった

「俺は・・・大切な親友と思ってる」

私はまた涙を流してしまった

「なんでよ・・・」

私の様子に俊輝はようやく顔を見せた

「友達ならなんでキスしたの・・・?」

「ごめん」

「私!俊輝が・・・!」

言おうとした瞬間に俊輝は私の口を押さえた