私が言い切った後

たくさんの拍手が響き渡った

「綾!産んだら私に見せてよね!」

私と仲良くしてくれた瑞希

「結局佐山には勝てなかったけど
 俺は今でも片山LOVEだぞ~!」

私に告白してくれた森山

「何かあったらいつでも頼れよ!」

俊輝と仲が良かった竹口

「綾ちゃん大好きだよお!」

困った時によく相談に乗ってくれた里穂

そして・・・

「綾!みんなはいつまでも綾の味方だからな!」

私をスキになってくれて

支えてくれた斗馬

私の目からは大量に涙が溢れた

タタタタタタタタタタ・・・

足音がして私は扉を見た

ガラッ――――・・・

「綾!」

伊織と繭がそっと私に抱きついてきた

「寂しいよお~・・・」

伊織と繭は涙して

私に小さな箱と封筒を渡してきた

「これからも仲良くしてね・・・」

伊織の言葉に頷く

「綾、大好きだからねえ・・・」

繭は号泣して化粧だぐちゃぐちゃになっている

「ありがと・・・」

私は言葉を言うのに必死なくらい泣いていた

みんな私の為に泣いてくれる

私は今とても幸せ

「んじゃ片山・・・行くか」