「何か綾ってさ・・・
 いつも伊織ちゃんの前とかでは
 強がってるけど
 やっぱり哀しそうな顔するんだな・・・」

斗馬の言葉は確かに図星だった

「まあ・・・やっぱり哀しいでしょ・・・
 今でも大好きだもん」

斗馬は私の頭を撫でた

「え・・・?」

「かわいい」

斗馬の言葉に赤くなる

「何!?いきなり・・・」

斗馬は微笑んで手を離した

「やっぱり俊輝には敵わねぇな・・・」

私は意味が分からなくて首を傾げた

「今日一緒帰ろうぜ!
 伊織ちゃんと3人で!」

斗馬を見てるとやっぱり俊輝とかぶってしまう

「いいよ」

俊輝がまだココに居るみたい





俊輝聞こえる?

私、いまだに俊輝がスキだよ・・・

離れてても見えなくても

私はずっとずっと俊輝がスキ

この赤ちゃん、大事に大事に育てていくからね・・・



俊輝はまだ私の事忘れてない?

天国で今も見守ってくれてる?

天国で彼女作ってない?

もし私がそっちの世界へ行く時が来たら

絶対結婚しようね

愛してる

俊輝・・・・・・