「それ以上言うな。俺が望んだ事だ」


・・・・・まさかここまで独占欲が強かったとは・・・・


隼人は心のなかで呟いた。


「あ、の・・・はや・とさ、くるし・・・」


妃奈が胸をどんどんと叩いてきた。

腕の力を緩めるとぜぇぜぇと大きく息を吸った。


「・・・危うく死ぬとこでした・・・」


恨めしそうに隼人を見つめる。


彼は微笑み、唇を重ねた。