そんなことをする俺は、やっぱり血筋は… “空海” のものなんだろうな… そんなの、今更ひっくり返せるようなことじゃない。 “空海 龍” それが本当の俺の名。 穂乃歌がそれを知ったのは… 俺と君との、見合いの席。 ひどく混乱する穂乃歌の顔を、俺は生涯忘れないだろう…。 あまりにも穂乃歌が、可愛くて。 今にも抱きしめそうだった……