【龍(和哉)】






「零 和哉」





そう言って、俺は後ろにいる女にヒラヒラと手を振ってみせる。



俺の愛しい女の子。




世界でたった一人の…。










笑えるよな、最初は、遊び半分でからかってやっただけ…。



遊んでやる気だったんだ。








なのに、俺が惹かれた。


ほんと、お前には負けるよ、









穂乃歌………