ホントは、アノ屋敷を出てすぐに気持ちを吹っ切ることはできた。 ただ今は、失礼ながらも妹のように思っていて。 だから少しだけ心配なだけで。 もうお嬢様に惚れることなんて、ないだろうな… この時俺は、そう…思い込んでいた。 今となっては、そんな思いもあっさり覆されちまったけどな?