『あの!終電でますよ!』
肩を持って揺さぶる

さっきから最終を告げるアナウンスが煩く響いている

「もう…飲めましぇん」
…上司にでも飲まされたのかもしれない

フラフラ立ち上がりホームを歩きだす
危なっかしくて見ていられない

(はぁ…)
盛大なため息を吐いてその酔っ払いの腕を持った

近くのベンチに連れていって座らせる
(とりあえずこれでいいよね…)