田村「理華ちゃん、足元大丈夫??」

理華「あ、うん…」

装飾された校内は嫌という程暗くて怖い雰囲気だ。

田村「怖かったらオレの腕つかんでいいから」


理華「……ありがと」


ベチャッ


田村「うわっ」

理華「どうしたの?」

田村「顔にコンニャクあたったみたい。冷たかった。」


チッ


田村「……今遠くから舌ウチ聞こえなかった?」

理華「そ、そう??」

二人は目的の校長室に向かい進む。

が、
そのたびに色んな仕掛けに遭遇する。しかも、田村に向けられたものばかりだ。
そして仕掛けが失敗すると舌ウチが聞こえ、成功すると甲高い笑い声が聞こえてくる。


田村(ぜってー倉田の仕業だな…)

理華「田村くん、どうした―――キャッ」

歩を進めたその先は階段であった。

光「理華、あぶない!!」