麻子「今からオレは豊だから。よろしくぅ!!」

光「ゆ、豊…(すごい昭和の香がする…)」

麻子「男っつったら勝ち気でイカついのが基本だろ!?席座んぞ!!」

麻子のオールバックはしっかりとポマードで固められ、暗闇でも光っていた。

光(は、恥ずかしい……)

席に向かっていると、舞花が二人の存在に気付いた。
舞花「あれって………光?となりのオッサン何者??」

光(やっぱり……)

光がしぶしぶと麻子の後ろをついていくと、後ろから肩をポンと叩かれた。


田村「光ちゃん?偶然だな。隣の人は・・・」


光(ゲッ!?最悪のタイミング…)

光が声をかけられてるのを見て、麻子は目を輝かせて近付き、こう言い放った。
『ワレ、人の女に何手ェ出しとんじゃい!!いてまうぞ、ボケェ!!』


シーン………



係員「何やってるんだ!君達今すぐこっちに来なさい!!」

麻子と光は係員に連れて行かれた。
ふと舞花の方を見ると、『こいつらには関わりたくない』といわんばかりに目を背けていた。

光(作戦……成功??)